アルファ V6系エンジンマウント 純正流用での交換作業
販売車両156V6の進行状況


中古車整備を開始した156V6です。エンジンマウントを眺めていたら、無性に交換したい気持ちになりました。走行距離の少ない車輌ですが、年数経過を考えると交換しなくても良い訳が無い!ただ、V6のエンジンマウントは何年も前から純正品が無いと言う事が超有名な話です。どこのお店もこれについては苦労を強いられている分野だと思います。

何かを使って流用してみたり、強化マウントに変更してみたり、手法は様々です。
今回は、今までテストした事の無かった方法にてトライしてみました。
用いたのは、ある車の純正エンジンマウントです。自社ストックの中で、取付方法・取付角度・装着時の位置関係 それらが見事にマッチする物を見つけました。
唯一マウントボルトの凝結方法と、ボルトの太さが異なる点がありましたが、それについてはアイデアでカバーしました。

アルファ系のマウントはどれも形は似れども、微妙に色々と異なる点があるのです。
若干の加工を行い、こんな感じで用意する事が出来ました。
左は取り外した V6の純正マウント
右は今回用意した純正改のマウント
これまでに無いマッチングに驚きです。

未だウォータポンプは交換していませんが。
マウントの取付位置はこの部分です。

エンジンブロックから生えるアルミブラケットに、ぶら下がるような形で取り付けます。

う~ん!!良い感じじゃないですか~!
エンジンマウントを切り離さなければいけない理由が勃発しまして、ならば試してみるか。という流れで交換してみたら上手く行ったというお話しです。
ちなみに、今回流用したマウントも現在は生産終了品という事が発覚しました。自社在庫は残り数個ですので大切に管理し、来たるべき時に使おうと思います。
Written by Hashimoto

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