RCZ 6MTはエンジン性能の要 フライホイール交換


消耗品の交換と合わせて刺激を盛り込み中の RCZ 6MT はこれより ライトウェイト・フライホイールの組み付けを行います。
エンジンの性能を上げたい・レスポンスを今よりも良くしたい。そんなチューニングをお望みの方は、これまでにも色々な手法を試した事でしょう。
特に現代の車は、電子制御により直感的なフィーリングをオブラートコーティングした様な味付けに仕立てられている事が多く、電子デバイスとの騙し合いの様になる事も多いです。

フィーリングアップをお望みの方に強く推奨するチューニングは、軽量フライホイールへの交換だと私は考えています。
金額は掛りますが、間違い無くエンジンの基本性能が激変します。

デュアルマスフライホイールが重た過ぎるというのが、諸悪の根源とも言えます。
エンジンが回転している間、共に回り続ける鉄の塊ですのでこの部分の重量が軽くなれば、エンジンフィーリングはスポーティに変化します。
どの位の重量物かと言いますと。
純正のフライホイールは 12.85キロ となかなかの重量を示しています。ちなみにこの塊は、片手で持ち上げることはできません。

対して今回取付を行う軽量フライホイールの重量は言いますと。
オリジナル軽量フライホイールの重量は 6.25キロ と半分の重量を誇ります。
正に軽さは武器と呼べる重量です。こちらは片手で持ち上げることが可能です。

エンジンの回転負担を減らす事に大きく貢献するフライホイールのお話しでした。

8万キロ台の走行距離ですが、思ったよりもクラッチは減り気味でした。新品と比較すると約1mmちょっとは減っています。
場所によってはディスクフェーシング面のスリットが消えかけています。
つまり200馬力の出力でこの位減っていると言う事は、RCZ-Rの場合はもっと減るという事になります。308GTIも同じくですね。
このあたりのハイパワープジョーは、8万~9万キロでクラッチ交換を行っておくと安心ですね。
「ついでにフライホイールも交換すると楽しいですよ~」

クラッチとフライホイールのセンタリングを確認し、組み付けを行って行きます。

ここも言わずと知れた同時交換箇所です。
クラッチレリーズベアリング兼 油圧シリンダです。言葉の通り、ベアリングとシリンダ 2役を担います。

綺麗に洗浄を終えたトランスミッションケースに、カッパーペーストを塗布し、搭載待ちとなりました。
ここまでくると、早く走らせたくなります。
まだやらねばならない事がありますので、直ぐに走行することはできませんが。。
Written by Hashimoto

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