アルファGT クラッチ系統の整備

アルファGTの整備を行っています。
搭載されているエンジンが珍しいですよ。
国内モデルでは、2.0JTSセレスピード 3.2V6マニュアルの設定でしたが、
今回の入庫車輌は、1.8ツインスパーク マニュアルです。

1.8Lモデルは、クラッチサイズが小さい為、今回の整備を機に2.0L用にコンバートです。
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画像ではわかりづらい為、計ってみましょう。
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2.0用:約230mm
1.8用:約215mm
フライホイール外周で動力伝達の接続・切り離しを行う事が可能になる為、クラッチ機構への
負担が軽減します。
ダンパースプリングの大型化により、衝撃緩和にも貢献します。
また、カバーダイヤフラム形状にも変化が出ます。
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クラッチ廻りの分解時に点検可能な項目として、クランクシャフト・スラストメタルの点検が有ります。
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クランクシャフトにダイアルゲージをセットして、軸方向の稼動量を測定します。
測定値 0.11mm 正常値です。
不具合が有る場合でも、この状態であればクランクメタルの交換は下側から行う事が容易です。

各部の組付けを終え、サブフレームを取り付けるのですが、ご要望があればこの時に
リジカラを組みつけます。
通常であれば、リジカラ単体の組み付け費用が必要ですが、このタイミングであれば
作業費用が無料で組めてしまいます。
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アルファの場合、固定ボルトが多い為、リジカラの個数も増えます。
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ここが最も効果が望めそうな場所です。
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長いボルトを使用するうえに、ボルト径に対してホールサイズが大きく開いています。
ラフに取り付けを可能にする為の方法です。

ココにカラーをセットするのです。
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上下から挟み込み、隙間を無くす事で、ボルト自体のヨレ・捩れを効果的に抑えます。
ここと同じ現象をリジカラサイトにて図解付きで分かりやすく説明しています。
リジカラ 効果の原理
興味のある方はご覧下さい。

当社では、純正部品を普通に用いるのではなく、こんなやり方もあるよ!といった
引き出しを多くご用意して、お客様にご提案しています。
該当作業のご提案の際に、裏技も合わせてご提案させて頂く事もございます。

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