リヤセクションの数値を整え
脱アンダーステア


アライメント作業・決め手はリヤセクションをいかに理想の数値に近付けるか

アップグレード作業と基本整備を進めていたアバルトは、4輪アライメントの作業を行います。
他メーカーのサスペンションが組み込まれたアバルト。
アライメントの数値が気になったため、お客様に確認をさせて頂きました。

何故気になったのか。
それが上記のSDLテスト結果の中のサイドスリップの数値。
イン側に6.6mm。
「う~ん、微妙な数値であります。」

サイドスリップが大きな数値を示す=トーの値が強いという事ですので、ここを改善すれば現在装着中のサスペンションが活きてくるという考えです。

測定の結果、リヤトーに大きな左右差があり、その影響でスラストアングルもずれた状態でした。
このような状態では車両がわずかに斜めへ進もうとするため、ステアリング修正が増えたり、コーナーではアンダーステア傾向が強く現れます。

本来、アバルトのリヤサスペンションは調整機構を持たない構造ですが、可能な限り左右差を補正。
スラストアングルをゼロへ近づけることで、車両全体のバランスを整えました。

数値が揃うことで、直進安定性はもちろん、コーナーへのターンインも自然になり、ステアリング操作に素直に反応するアバルト本来の軽快なハンドリングへ。



見て納得。乗って納得。そして何より楽しく走れる。
目標として思い描いた数値をご提供させていただくことができました。

Written by Hashimoto