初めての整備だからこそ、まずはスチーム洗浄から!!

今回初めて当社でメンテナンスを行わせていただくお客様のメガーヌ3RSが入庫しました。

事前に初診点検を行わせていただき、車両の状態を確認したうえで整備内容を打ち合わせ。

いよいよ整備作業をスタートしていきます。

まず最初に行うのは、

「キレイにすること」

です。

整備なのに洗車から?

と思われるかもしれませんが、これも当社では大切な整備前の工程です。

今回も下回りを中心に、スチーム洗浄を行っていきます。

車両をリフトアップし、タイヤを取り外して下回りの状態を確認します。

普段はなかなか見ることのできない場所ですが、走行することで砂や泥、ブレーキダストなどが少しずつ蓄積しています。

年数や走行距離を重ねた車両ほど、この汚れはしっかりと蓄積していきます。

そして、こうした汚れが厄介なのは、部品の状態を確認する際の妨げになることです。

例えばオイルが滲んでいても、周囲が汚れていると以前から付着している汚れなのか、最近発生したものなのか判断しにくい場合があります。

ブーツやブッシュなどのゴム部品も、汚れが堆積している状態では細かな状態確認が行いにくくなります。

だからこそ、まずは一度キレイにしていきます。

高温・高圧のスチーム洗浄機を使用して、下回りに付着した汚れを隅々まで洗い流していきます。

それでも落ちない頑固な汚れには、

洗剤を使用して汚れを浮かせます。

その後、スポンジやブラシを使い、手の届くところまで丁寧に洗浄。

そして最後に、もう一度スチームで洗い流します。

ご覧のように、かなりスッキリとした状態になりました。

単純に「キレイになった」というだけではありません。

ここからが、整備を行ううえで重要なポイントです。

汚れが落ちたことで、各部品の状態が見やすくなりました。

ボルトやナットなどの締結部。

サスペンション周辺。

ブーツやブッシュ類。

オイル漏れやグリスの飛散跡。

そして各部の腐食状態。

こうした部分を、改めて確認していきます。

初めて整備を行わせていただく車両の場合、私たちにとっても車両の「今の状態」を知ることが重要です。

キレイにすることで、それまで見えていなかった部分が見えてくる。

そして、そこから必要な整備を判断していく。

スチーム洗浄は、単なる洗車ではなく、車両を正しく診るための準備でもあります。

また、下回りに付着した泥や砂、融雪剤などを定期的に洗い流しておくことは、車両を良い状態で維持していくうえでも大切です。

 

ボディがキレイなのはもちろん気持ちが良いですが、私たちが整備士として見ているのは、普段は見えない部分。

下回りまでキレイになった車両を見ると、やはり気持ちが良いものです。

今回のお車も、これでようやく整備を進めるための準備が整いました。

ここから各部の点検・メンテナンスを進めていきます。

初めて整備を行わせていただくお車だからこそ、まずはキレイに。そして、キレイになった状態で車両と向き合う。

これがレッドポイント流の整備のスタートです。