ご依頼内容「できる限り下げてくれ!」


最終期のアバルトにお乗りの方より、サスペンション・アップグレードについてのご相談をいただきました。
ご提案とご用意をさせて頂いたのは、弊社のオリジナルサスペンション 車高調整キットです。

キット内容は
エナペタルセッティングのダンパー(減衰固定・車高調整)
スフェリカㇽアッパーマウント タイプN1

N1の魅力は、ストロークを短くし過ぎないという点でしょうか。
ショックアブソーバのトップのセット位置をノーマルと同じ位置に納める事を、第一に設計をしました。
なので、よくあるピロアッパーとは形状が異なります。
ハイスペックスタンダードダンパーがデビューするまでは、定番の足回りパーツでした。

ハイスペックスタンダードダンパーのリリース後は、組付ける機会が減ったのは事実です。
今回のご依頼は、できる限り低く(車高を)してくれ!とのことでした。

と、言ったリクエストには免疫が無く、内容も類い稀なであります。
そもそも、沢山下げることを前提に作っていない製品ですので、そういう事であれば弊社のではなく「こういう製品」もありますよ。
その方がしっくり来るのではないでしょうか。
と、何度か別製品をご提案させて頂いたのですが、不思議と弊社製品をご選択いただきました。

ですので、今回はスタンスが異なりますが「全下げ」として作業を進めます。
まず、おこなうのはココの調整です。
倒立ダンパーは、カートリッジ式でシェルケースに収まっています。
その固定ナットを緩めて、ダンパー全長を短くなる方へと調整します。


これにより、調整した分量分はダンパーが短くなります。
そうすれば、スプリングを遊ばせることなく、ダンパー内で保持する事が可能となります。
スプリングの位置を下げれば車高は下がる・下げ過ぎるとスプリングは遊ぶ・その遊びを補正する。という内容です。

隣に純正ダンパーを並べました。

車高調ダンパーは、やはり短いですね。


この状態が、このダンパでセット可能な最大限に下げた状態であります。


事前の仕込みを終え、車輛側へとセットします。
引き続き作業を進めます。
Written by Hashimoto