定期的に行う事でエンジンの調子を保てる作業
プジョー207GTバルブタイミングの調整


点検整備でお預かり中の207GTです。この角度から見ると、良い感じにヤル気の伝わる車に見えますね。オリジナルのクランクプーリと、オリジナルの車高調整キットが装着済みです。この車高調整キットのオススメポイントとしては、ノーマル形状のショックアブソーバを車高調整式に変更出来るという点です。

今回のメンテナンスプランに、バルブタイミングの点検をご案内させて頂きました。
今現在、エンジンに不具合が起きている訳でも、調子がイマイチな訳でも無く、そろそろやるべきでは無いか?という思いでご案内しましたが、結果的に大正解でした。

カムカバーを開けて、SSTをセットしようとすると。

インテーク側が大きくずれていました。カムシャフトの向きを見て、目視で分かるレベルでした。

ある程度の所までまずは仮の調整を行い、その後デジタル角時計で微調整を行います。

タイミングチェーンの伸びの確認も忘れてはいけません。
油圧式チェーンテンショナを外し、その場所に点検用のツールをセットし、ボルトの突き出し量でチェーンの伸びがどの程度なのかを確認します。

結果的にチェーンの伸びは基準値内でした。油圧テンショナのみ、新調します。

表示される値が、誤差の範囲レベルまで調整を行いました。

新車時のフィーリングが蘇る事に期待が高まります。
この作業は、調子を崩してからではなく、調子の良いうちに行っておきたいと強く思います。小さな積み重ねが長く完調を維持する秘訣だと思います。

Written by Hashimoto

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