DS3にステージ3メンテナンス施工

とても大事に乗られているDS3はメンテナンスでお預かり、ステージ3メンテナンスから整備をスタートします。

カーボンクリーン用の専用機器を接続し、ガソリンの代わりにカーボンクリーン用液剤でエンジンを始動しアイドリングさせます。

燃焼室内やピストンリング周囲に付着したカーボン汚れを軟化させ、それをエンジンフラッシングを行いエンジン内部に蓄積された汚れを取り除きます。

今回は直噴エンジンならではの吸気機構の汚れを取り除く為、吸入負圧から更に別の洗浄液を吸わせエアインテーク周りの洗浄をプラスして行いました。

カーボンクリーンを続けること一時間。その後エンジンオイルを抜き取りフラッシング用のオイルに入れかえ整備を続け、フラッシングを進めながら他の整備に移ります。

まずは汚れたエンジンルームはキレイに洗浄。

見た目はもちろんですが、オイルや水漏れなどのトラブル箇所確認しやすくするためにも、日頃からキレイにしておく事で早期発見につながります。

続いてベルト周りや水回りの消耗部品の交換も行います。

ウォーターポンプとウォーターポンププーリー、クランクプーリーとリブベルト、まとめて交換します。

ウォーターポンププーリーのラバーはひび割れ劣化が進んでいました。

定期交換の必要な注意ポイントとなる部品です。

今回はEP6エンジン用のSessAダイレクトアルミクランクプーリーも同時に組付け、鮮やかな色がいい感じです。

樹脂製のクーラントタンクは水漏れを起こす事も多いので予防交換です。

新旧比較すると変色ぶりが劣化を感じさせます。

クーラントタンクとラジエターを繋ぐパイプも、樹脂部分の劣化から取り外しの際に割れたり、水漏れを起こしやすいポイントですので新品に交換しました。

水回りの予防整備が完了したらクーラントチェンジャーで新しい冷却水に交換します。

新品のタンクに新しいクーラントが充填され、見た目にも安心感を感じられるリフレッシュとなりました。

 

エンジンフラッシングは続けつつ引き続き整備を進めていこうと思います。

関連記事