FIAT600=セイチェント なんだか全体に疲労気味でした


激レア車?フィアット・セイチェントが入庫しています。
久々に見させて頂いたのですが、色々とお疲れだった様です。

事の発端は「ワイパーが動かない!」でした。
ある程度の調査を行い、ワイパーモータ本体を疑い、焦点を絞り込みます。
「部品無いだろうな。。」と思ったのですが、社外品として見付ける事ができました。
海外よりお取り寄せです。

まだまだお疲れの兆候があります。
「冷却水が減っている」
というお客様の声がありまして、確認すると漏れれいますね。冷却水。
水だけでは無く、エンジンオイルも結構漏れています。

乾いてしまったのですが、ラジエタコアと樹脂タンクの継ぎ目も、加圧状態では沢山漏れていました。

お次は「車を動かすと特定の条件でブレーキ警告灯が点灯する」という内容。
もしかすると、リザーブタンクの液面が下がって、レベルセンサーが反応してないかな?と思ったらビンゴ!
結構な量が減らない限り、リザーブタンクに備わる液面低下を知らせるスイッチは反応しないのですが、そこが反応すると言う事は。。
エンジンオイルは減っても、ブレーキフルードは減ってもらっては困ります。
こういう時に怪しいのは、冒頭画像にも写っている「マスターシリンダのエンドシールからのリークです」
マスタシリンダは、マスターバック(真空倍力装置)に固定されています。
マスタシリンダの後ろ側には、エンジンが始動している間は負圧による吸引力が及んでいます。ずーっと吸われてると言うと分かりやすいですかね。
なので、エンドシールが疲れると、マスターバック内部にブレーキフルードが吸引されます。
吸われたフルードは、最終的にはエンジンに吸われ、燃えて無くなります。

そんな事からブレーキに関するその他も、今回合わせて修理を行います。
SDLによるブレーキテストにおいて、リヤブレーキドラム内面の歪みを確認済み。
この際なので、ブレーキドラムアウターケースも交換しましょう。


取り寄せたのは、bremboのブレーキドラムです。
ブレンボと聞くと強靭なブレーキ・カッコいいキャリパを連想しますが、つまりはブレーキメーカーですので一般的な消耗品も作っています。
なので、ブレンボと言いながらもいわゆるOEM品。大きくも無ければ赤くもありません。意外とこういうパーツの方が日本ではレアかもしれませんね。

生産終了部品が高確率で紛れる車ですが、そういう事を乗り越えて乗り続けて頂くのも私たちの使命です。頑張ります。
Written by Hashimoto

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