プジョー106 メーターの作動不良を修理
突然消えてしまう症状の原因を探ってみた


「走行中に突如メーター内部の照明が落ちてしまい、暫くすると作動が復活する」という、初めて起きたときはなんとも驚いてしまう症状の修理を行います。

特に夜間の走行中にこの症状にでくわすと、証明は消灯しかもメーターは何も動いていない。といった具合になるので何が起きたのかを理解するのに少々の時間を要します。
こういう原因、いろいろとあるとは思いますが電源関連のトラブルである事が大半かと。

メーター内部はパソコン並みの複雑なプリント基板です。
色々な電子部品が半田で取り付けられていて、眺めるだけでは??となります。

今回の原因は、メイン電源系統の接触不良と推測したのでその部分を中心に探っていくと、車両電気配線との接続部に問題が起きていました。

画像中央付近の18ピン端子が接続されている部分のハンダ付け箇所。ここを思いっきり目を凝らすと、上段・下段でハンダの盛り方に違いがありました。
上段はしっかりと盛れているのですが、下段は盛りが薄めであります。
薄めのハンダは、とても分かり辛くクラックが数か所にわたり及んでいました。


メーターの分解、この頃の車は分解が可能な構造。指針を外したりと言った繊細な作業も強いられますが何とかなります。
組み付け後、作動確認を行い、正常復帰できた事を確認します。

同様の症例を、他のお客様からも過去に伺っているので次回のご来店時にご案内をさせて頂こうと思います。
Written by Hashimoto

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