工場通信

アバルト595 エンジンオイイルがヤバイ！
ブレーキメンテも同時施行


継続検査の車検整備でお預かりをさせて頂いているアバルト595です。
前後共にブレーキパッドの残量は瀕死の状態に加えて、新車から標準パッドを使い続けた事でディスクロータも要交換。。
走行距離は4万キロを越えたあたりですが、ブレーキ整備に費用が嵩みます。

施工内容は、前後のディスクパッドとディスクロータの交換。
使用するパッドは、自社ブランド SessA(セッサ)の低ダストです。
長持ちで低ダスト、そしてロータへの攻撃性はとても低い！！当社の入庫車輌での装着率はほぼ100％です。

パッドは使い切った状態ですね。
ロータは、あと1サイクルなら使えそうですが、低ダストパッドと減ったロータの相性はとても良く無いので、このタイミングで交換します。

前後共にキャリパー外して、各部の洗浄を行います。冒頭画像の、キャリパーブラケットは取り外した際に洗浄を行った物です。
ブレーキキャリパにはいくつかの細かなパーツが備わります。
摺動部の円滑作動の為に、フローティングピンも洗浄を行い、グリスを塗り組付けます。

今回は、キャリパブラケットのみの取り外しですので、キャリパシリンダは洗浄を行う事が出来ません。


キャリパシリンダ側も洗浄をかけれると、一層ビシッとして気持ちの良い仕上がりになるのですけどね。またの機会ですね。

それはそうと、驚いたのがエンジンオイルの排出量！
元々、メカニカルノイズの大きなクルマだな。。とは思っていました。冷間時のみならず暖まっても「カチャカチャ」と盛大にラッシュサウンドが鳴り響いています。

抜いてみると。。


まさかの「500ml」排出。本来は3.5Lほど出てくるはずなのですけどね。オイル漏れはしていないので、オイル消費ですね。困りました。
オイル管理が悪いと、エンジンに思わぬダメージがかかってしまうもの。
重傷化は、本格的な修理が必要になってしまいます。
オイルレベルの定期確認は大切です。
どんなエンジンでもそうですが、3000～4000キロ毎にはオイル交換を行いましょう。10000キロ未交換で良いオイルは存在しないと思います。

オイル交換後は、エンジンが静粛性を取り戻し、綺麗に回るようになりました。
Written by Hashimoto

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