配線劣化!しかも重要な部位がボロボロ!


ゆっくりと温泉に浸かって、リラックスをして頂きたい…今回のプントと向き合っているとそう思う状況が随所に存在します。

エンジンマウントボルトホール破損・メタルプラグの錆びに続いては、エンジンハーネスの劣化を見つけました。
しかも、配線劣化の該当箇所はエンジンのクランクセンサーと繋がるとても大切な信号線です。

断線や短絡が起きれば、エンジンが始動しなくなります。
冒頭画像は、その劣化箇所。被覆が捲れて銅線が剥き出しになっています。

致命的ですね。白/緑の配線はシールド線です。外部からノイズの影響を受けないようにアーズ線が巻き付けてあります。
それだけ重要な信号線という事です。

セコセコと地道な修正作業を行いました。


仕上げにコルゲートで束ねて完了!

もう一つは、プラグホールの若干のオイル滲みが気になったので、酷くなる前に増し締めを行います。
青ペンの合いマークがずれていますが、この分量だけ締め付けを行えたという事。

特に中央の2番・3番は緩めでした。

リペア作業の完了した、今回の事の発端でもあるマウントブラケットは、しっかりとトルクが掛かる様になりました。

エンジンマウントも新調し、不快な振動も軽減され快適性の向上にも繋がります。

16万キロを越え、各部の疲労を一気に改善。気持ち良く乗って頂けると嬉しいです。
Written by Hashimoto

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