プジョー・シトロエン・ルノー
エアコンの作動に[ムラ]無いですか!?

涼しいな~と思ったら「あれ?生ぬるいゾっ」そんな経験ありませんか?
車検整備でのお預かりをさせていただく208GTIは、エアコンの作動ムラについてのご相談をお伺いしています。
作動ムラとは、冷えの状態とぬるい状態を交互に繰り返す事。
昨今の電子制御エアコンシステムは、俗に言う効かない状況を解決するために確認する条件が無数にあります。
もっとシンプルなエアコン回路が良いな。と切に願います。
今回行った診断は、エアコンガスの量の測定から始まり基礎環境のチェック。
これはいかなる場合も必要な、最低条件です。
電子制御だなんだ、と言いながらも軸なる制御は今も昔も同様です。
基礎環境に不具合が無い事を確認し、診断機を用いて作動環境・制御の確認を進めます。

今回の作動ムラの発生原因、それはエバポレータセンサの出力値の異常でした。
温度センサが低い温度を検出するときがある様でして、その値が過ぎるとエアコン作動を停止するという事がわかりました。
異常数値を検出しながら、センサ本体の温度がある一定以上に上昇すると途端に正常な数値を検出します。
その際に、再度エアコンコンプレッサがオンになり、冷え始める。この一連のサイクルが結果として作動ムラに繋がる様です。
指差ししている箇所が、温度センサが正常値に戻る瞬間です。
制御としては正しいですね。冷えすぎたから、これ以上冷やさない様にしていますので。
エバポレータセンサを交換します。
室内の中央部・下方にエバが備わります。その傍にセンサは取り付けられています。

センサーは、配線を切断し新たなセンサの配線とつなぎ合わせて使用します。
試しに、切断した際にどのような数値が入力されるのかを確認しました。

グラフ線 青色は温度を表示しています。
切断の瞬間に6513℃という数値としてECUは認識する様です。
新たなセンサは、形状が異なっていました。

センサーのメーカーはどちらもヴァレオ製です。

切断し、ハンダ結線を行います。

センサ交換後は、作動ムラが解消されよく冷えるエアコンへと復帰しました。
温度センサの出力値も氷点下を検出する事がなくなり、安定感を感じます。
配線付き・切断交換タイプのセンサは他の車でも同様のトラブルがある様です。
夏の準備の一環として、今のうちに最適化を行う事が重要ですね。
Written by Hashimoto













