エンジン本体と向き合う
加工から戻った3機のエンジン

火入れを待つヘッド上がりの106
順調に作業が進む106s16は、外した部品を美しく復元しながら進行中であります。

106とは別に、加工上がりのエンジンが続々と工場に戻ります。
こちらはFIAT128 ラリーのシリンダブロック。


こちらはFIATムルティプラのシリンダブロック。

燃焼室へのクーラント混入から始まった、ムルティプラのメカニカルトラブルでした。
ヘッドの加工を終えて組付け時にシリンダブロック側の異常に気付き、作業を一時中断とし、ブロック本体の修理も行う事に軌道修正となりました。
ムルティプラのブロックを眺め、131のエンジンとの共通点に惹かれる弊社代表。
旧い時代の知識と現代の整備技術の融合、これが弊社の強みであると思っています。
華やかな派手さはないものの、基本に忠実であること。ブレない工場の強みを今後も継続できればと思います。

エンジン本体を分解し、加工し、組み直す。
今となっては、決して日常的な作業とは言えなくなりました。
それでも私たちがこうした仕事を大切にするのは、古い車だから新しい車に乗り換える、という選択だけが答えではないと考えているからです。
長く乗り続けたいと思える一台なら、そのために必要なことを考える。
そこには、部品を交換するだけではなく
「なぜそうなったのか」「この先どうするのが良いのか」を考える整備 が必要になります。
旧い時代の知識と、現代の整備技術。
その両方を活かしながら、これからもエンジン本体と向き合う仕事を続けていきたいと思います。

