味付けの濃いめ・うすめ 好みに合わせて調整します


オーナーの好みとニーズに合わせて、パーツチョイス・仕上げ方についてお任せください。

濃い味付け・コッテリが苦手な方に、背脂を増した麺はNGですよね。

その逆もしかりです。

車の仕上げも似た表現が当てはまることもあります。
ノーマルライクで不通に調子よく乗りたい方に、武闘派の様な車は拷問の様になってしまいます。

しかしながら、使い方に重点を置く箇所が「モータースポーツシーンでの走破性」とした場合は、ノーマル部品では約不足を感じることも。

アバルトでは4万キロ台で劣化の兆候を見せ始める「ロワトルクロッド」が思い浮かびます。

アクセルオン・オフとクラッチミートの瞬間に「あれ?今の振動はなんだ?」と言った症状に繋がる部位です。
アバルトの標準パーツは、振動緩和に重点を置いた構造であるため、優しいつくりをしています。

それではハードな走りには向かず、ハードユースを繰り返すと、その劣化速度も加速して劣化を見せるものです。
その様な場合におすすめしたいのは、ロワトルクロッドを純正以上の強度の物に変更する事です。

装着位置は、ミッションの下側・前後方向をサブフレームと繋ぐように取り付けます。
ハードタイプマウントに変更する事で、大きな揺れを抑制し、アクセルオンと同時にトラクションが路面に伝わる。
そういうイメージに近づきます。
半面、アイドリング時やパーシャル走行中など、様々なシーンにおいて微振動が車体側に伝わります。

こちらは、ターボチャージャのウェストゲートをコントロールする「アクチュエータ」です。

アバルト595の場合、普段はアクチュエータの引張り力によりゲートが閉じる様にセットされています。

画像はギャレットタービンのウェストゲート。
真横を向いていますが、これはバルブが開いた状態。

真上を向くこの状態はバルブが閉じた状態。

Bonalume(伊)のギャレット用 強化アクチュエータ(ダイヤル調整式)に交換します。
プッシュロッド先端は純正品より移植します(寸法合わせが重要)

車体側に取り付け。

ターボソレノイドバルブからのバキュームホースを取り付けますが、アクチュエータ本体が純正よりも長い為、ホース差込口の角度に注意が必要。
角度は固定式ではなく、回転式であるため融通が利きますがホースの屈折には気を付ける必要あり。

屈折していると、アクチュエータが正常に作動する事が出来なくなり、オーバーブーストに陥ります。


試運転を行い、ブーストメータの指針を参考に適切な圧力に調整します。
プラス方向に回すと、効きが強くなりブースト圧を上げる事も可能ですが、目的は圧力向上ではなく安定感の向上です。
オーバーシュートを防ぎ、熱ダレを起こしづらく、ピタリと一定のブーストを保持します。

適正に使用すれば安全なターボ車として、正確なターボ制御を可能とします。
ブーストアップを何らかの方法で実施している場合、調整値を下げる方向に調整しても今までよりも高い圧力となるため注意が必要です。

言うならば、走行直後のアクチュエータは超高温になっているので素手で迂闊に触れると大火傷を負いますので要注意。

アップグレードによる、濃い味仕様のアバルトに仕上がりました。
Written by Hashimoto