メガーヌ3RS エンジンマウント交換
劣化を数値で確認、交換後の効果は歴然

タイミングベルトの交換を行ったメガーヌ3RSの作業です。
クローズアップポイントは、使用過程にあったマウントの劣化。
冒頭画像は新旧比較のものです。
黒いゴムの上部には隙間が存在します。この隙間が多ければ多いほど、マウントが潰れていることを意味します。
取り外したエンジンマウントと新品の状態を比較し、さらにマウントが潰れていた部分の寸法を実際に測定してみると、そこには明確な差が現れていました。

↑隙間は14.3mm
↓隙間は6.5mm

非常に大きな差がそこには生じていました。
さらに、面白いのがココ。

マウントを交換する際は、オイルパンにジャッキをあてがい、支えながらの作業を行います。
旧いマウントを外した時の高さを維持したまま、新しいマウントをあてがうと、拡大画像の様な隙間が生じます。
これが、エンジンが下がった分量と言えます。

エンジンマウントは、エンジン・ミッションを車体側に支持しながら、走行中に発生する振動や動きを受け止める重要なパーツです。特にメガーヌ3RSのようなハイパフォーマンスモデルでは、エンジンの大きなトルクを受け止めるため、マウントにも相応の負担が掛かります。
潰れたマウントでは、エンジンを本来の位置でしっかり保持することが難しくなり、アクセルのオン・オフやシフト操作に対するエンジンの動きにも影響が出てきます。マウントの劣化は徐々に進行するため、オーナー自身はその変化に気付きにくい部分でもあります。
エンジンの揺れが抑えられ、アクセル操作やシフトチェンジに対する車の反応がより自然に。これまで少し曖昧だった部分がブラッシュアップされ、メガーヌ3RS本来のシャキッとしたフィーリングが戻ってきた印象です。
部品単体で見ると「まだ使えそう」に見えるエンジンマウントでも、実際に新品と比較し、寸法まで測定してみると、その劣化具合がはっきりと見えてきます。
高価な部品だからこそ、交換するタイミングは悩むところ。
今回のメガーヌ3RSに関しては、交換後の変化を体感していただける、非常に満足度の高いメンテナンスとなりました。
Written by Hashimoto

