ブレーキキャリパのエア抜きスクリュが折れた!?


点検作業でお預かりをさせて頂いている車両の、ブレーキブリードスクリュが折損しました。


ここのスクリュを緩めて、ブレーキフルードの交換・エア抜きを行います。

↓正常な状態だとこのような感じです。
キャリパにより、スクリュサイズは様々であります。

緩める際に折れたボルトは、簡単には抜き取る事が出来ません。
対処には加熱処理などの工夫が必要となります。

そのため、キャリパの構成部品を分解し、部品本体を洗浄し次の作業に備えます。

TIG溶接にて、肉盛り~高ナットを溶接。

固着金属の解除には、溶接による加熱が効果を出します。
熱膨張により、勘合が緩まるからですね。

勘合が緩んでいるであろうと信じて、少しずつ緩める方向に力を及ばせると..
大成功!緩みました。

カラードキャリパへのダメージを最小限に抑えながらの作業として、成功です。
慎重かつ、長けた溶接技術の必要となる内容ですので弊社での作業ではなく、職人さんに依頼をしています。
車のトラブルは、年数を重ねると様々な形で起きうるものです。個性の様なものですね。
その都度、どんな処置が最善なのかを考えるのも、この仕事の面白いところ、醍醐味です。

処置の引き出しが多ければ多いほど、施工可能な内容が増えてきます。
それらを自社で可能なのか、はたまた何方かにご相談・依頼をするのか、道筋を考える事も大切なことです。
ひとまず、今回の案件が上手く進み一安心です。
Written by Hashimoto