タイヤバーストはジリジリ進行 突如発生する!


ご新規様の695RIVALE は高速走行中にタイヤがバーストする事態に見舞われました。
スペアタイヤの無い車両ですから、レッカー搬送による運搬で入庫しています。

ミシュラン パイロットスポーツ PS5 205/40 R17 が装着されていました。
お伺いしたところ、昨年の10月に交換したばかりとの事です。
見たところ、タイヤの内側のみが消耗しています。車両側に問題があり、アライメント数値不良を確認しました。

前輪のトー値が極単に外側を向いた状態(トーアウト)で走行を続けたことで、この結果を招いています。
ハンドリング・直進性能 色々と違和感を感じていたのではないでしょうか。

高速道路の走行中に突如襲われたバースト現象は、状況によっては大きな事故に繋がりかねない事態です。
今回は、そういう事には発展せず、お怪我もなくひと安心しました。
アバルトユーザーの為に常時在庫しているタイヤですので、即日に作業対応する事ができました。

今後の整備についてのご相談を翌週に承っていたお車です。
不運にも、アクシデントに見舞われ、予定が前倒しになりました。

タイヤを外した際に、軽く各部のチェックを行います。
ブレーキロータとパッドは交換時期です。ドリルドロータ特有のレコード盤状に摩耗する様子が確認出来ます。

純正ホイールを装着する際には必要になる、ロータとハブを固定するスクリュが欠損していました。

足回りから伝わる「バキッ」という異音と違和感はボールジョイントの大きなガタだと当初は思ったのですが、ロックボルトに緩みが発生していました。
派手に緩んでいる事は無いのですが、増し締めにより改善を確認。

タイヤを交換し、トーの値は簡易的に補正。ボールジョイント締めて、ひとまず路上復帰できる形に戻す事ができました。
今後のメンテナンスについてご案内をさせていただきます。
Written by Hashimoto

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