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工場通信

普段の作業のひとこま

2014/01/20 | 何気ない作業風景

工場通信の新カテゴリーとして「何気ない作業風景」を追加しました。
ここでは、いままで触れていない、内容について車種を限定する事無くご紹介しようと思います。

当社はパーツショップでもなければ、チューニング専門店でも足回り専門店でもありません。
整備工場なのですね。工場通信では度々、パーツを中心軸とした内容に整備も織り交ぜながらご紹介する
機会が多いですが、私どもが普段の作業の中で行なう「ちょっとした事」そんな内容も紹介したいと思います。
掘り下げると、実はそんな内容の方が豊富なのです。でも、そこまでの写真を撮る時間も無いのが正直なところ...
カメラが近くに置いてある場合限定で、何気ない事も記事にして行きますね!

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クラッチレリーズシリンダを新車から未交換の為、交換します。
微量なオイル漏れから始まり、最終的にはクラッチが切れなくなる、そんなトラブルは未然に防ぎたいですね。
車はアルファロメオ156 V6です。
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クラッチの内部機構の潤滑は、トランスミッションを取り外さなくて不可能です。
でも、そういう箇所って、きっちりと清掃・潤滑が出来ていると、ペダルを踏んだ際の感触が全く変わります。
今回の作業は車上での作業ですから、せめてもの潤滑という意味で、レリーズフォークベアリングの上側のみですが
レリーズシリンダを外した際に取り外し、清掃・潤滑を行ないました。
こういう箇所へ塗りこむグリスって、何でも良いというわけではありません。
長期間の潤滑が可能で、熱・水に耐え、部品自体の磨耗を防ぐ必要もあります。

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そんな難しい場所には、セラミックグリスです。
粘度が高く、油膜保持力が強いです。場合によっては、別グリスもブレンドして使用します。

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クラッチラインのエア抜き及びブレーキフルードの交換作業には、圧送式フルードチェンジャーを使用しています。
現代の複雑なブレーキ配管の車輌には不可欠と言えます。

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ホイールの取り付け面 ハブフランジです。
度々、この様に錆び放題な場面を眼にします。
フランジの錆び=異物です。
このままの状態でホイールを取り付けては、取り付け面が均一で無い為 面 で当たりません。
夏用・冬用とホイールを使い分けている場合、錆びた上にホイール取り付け面が干渉する事もあります。
緩みの原因にもなりますし、危険です。
何よりも見た目が嫌です!
4種類程のツールを使用して、ハブセンターからフランジに至るまで、まずは掃除を行ないます。
取り付け面が仕上がれば、防錆処理も行ないます。

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ブレーキディスクのハット部には油分を乗せるわけにはいきませんので、ジンクペイントを施します。
ハブのフランジは塗膜を乗せたくないので、特殊防錆処理を施します。
こうする事で、長期に渡り錆びの発生を防ぎ、ホイールを確実に車輌側へ取り付ける事が可能です。

ホイール取り付け後、隙間から除くディスク付近が美しいのも嬉しい結果です。

当作業は、これを行なった場合は幾ら、と決めているわけではありませんが、一連の作業の中に組み込ませて
頂いています。