ジュリエッタのタイミングベルトを交換しています


アルファロメオ・ジュリエッタのメンテナンス作業として、タイミングベルト交換を中心とした作業を行っています。
ジュリエッタといえば、エンジンマウントの劣化進行が早く、室内がブルブルと振動する事が多いのが思い浮かびます。

作業着手の前にBMC CDAの中身を確認したところ、想定外に中身の分離が起きていました。
吸入口と整流ダクトが分離しているため、これでは吸入空気の全てかフィルターを通過せず、役割を果たしません。
幸い交換用のフィルターの在庫があったので交換できました。

プラグホールにSSTをセットし、ピストン位置を検出。検出後に、カムシャフト位置を確認しロックします。

あえていう事でもないですが、ウォータポンプも交換です。

このポンプも低い確率ですが、当たり・ハズレが混在します。
早期に水漏れを起こす場合も有りますので、ベルトの交換の際には必ず交換しましょう。

ベルトの亀裂は割りと多くなっていました。
走行距離は3万キロ台ですが、年数経過でここまでの状態に進行します。

気をつけなければいけないですね。これが切れてしまっては、非常に大きな金額の修理が必要となります。

スパークプラグも、このタイミングに合わせて交換しました。

エンジンマウントは、対策品に交換します。


振動を吸収する部分の形状が大きく変わり、耐久性が各段に向上しています。
1750ccのエンジンを搭載したモデルのマウント構造に似ています。
何度変えても早期に振動の増加を苦にしていた方、ご覧の様な対策品が用意されています。ご利用ください。

 

クーラントタンクも新車からの物が装着されていました。
こちらも取り外した際に交換しました。

タイミングベルトの交換作業の際には、合わせて同時に交換できる内容が多いです。
効率的に作業を行うのがベストですね。

引き続き作業を進めます。

Written by Hashimoto

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