PANDAⅢのブレーキメンテナンス

車検でお預かり中のパンダ3は下回りをスチーム洗浄を行う為にジャッキアップした際に合わせてブレーキ周りのメンテナンスも行いました。

 

パンダⅢのリヤブレーキはドラムブレーキですので点検の為にはタイヤを外しドラムを外す必要があり、タイヤを外して作業を行うスチーム洗浄の際に点検を行うのが効率的です。

分解を行ったらライニングの残量の確認やホイールシリンダーからのブレーキフルードの漏れが無いかの確認します。

今回の車輛は走行距離も3万キロ程度と少ない事もありライニングの残量は問題なし、ホイールシリンダーからのブレーキフルード漏れもありません。

ですが、ホイールシリンダーの交換履歴が確認出来ずおそらく新車時から未交換と思われる為、予防的にホイールシリンダーの交換を行いました。

分解しなければ状態が解らないがゆえの予防整備を必要とするのがドラムブレーキの宿命です。

作業前にサイドブレーキの引きしろの多さも気になった為ブレーキ調整を行いドラムを組付ければリヤブレーキ周りは完了です。

 

続いて行ったのフロントブレーキのメンテナンス。

入庫時からフロントホイールがブレーキダストで真っ黒に汚れているのが気になっていたのですが確認してみるとブレーキパッドの残量も少なくなっており、ブレーキローターの消耗も進んでいた為ブレーキローターとパッドの同時交換を行いました。

新品ローターに組み合わせるのはお馴染みSessAの低ダストブレーキパッドを使います。

今回のパンダは走行距離3万キロ程度ですでにパッドやローターが消耗してしまいましたが、低ダストパッドを使う事でこの消耗をかなり抑える事が出来ます。

新車時に交換して10万キロを超えても交換する必要が無い事も多くあり、ホイールが汚れないメリットとあわせてブレーキ周りに掛かる整備費用も抑える事が出来る一石二鳥なおすすめアイテムです。

パッド&ローターの交換が終わればブレーキフルードの交換を行いブレーキメンテナンス完了です。

 

ゴールデンウィークも迫ってきていますがお休み前にお返し出来るようにしっかり整備をすすめていこうと思います。

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