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工場通信

106s16オイルパン・バッフル組み付け

2014/08/23 | 何気ない作業風景

お客様よりご依頼を頂いた作業です。
106用オイルパンバッフルの組み付けを行っています。

アフターパーツで組み付けを行うのは初めての作業です。
オイルパン内部に隔壁を設けることによるメリットは、高速コーナーなどでのオイルの偏りを防止します。
106の場合、オイルパン内部容量が少なく、偏った状態が続くとオイルポンプからオイルを吸い上げる際に
エアーが混入してしまったり、最悪の場合はオイルを吸い上げれない、といった恐ろしい状況に陥ります。

また、オイルパン内部のオイルがクランクシャフト及び周辺回転物に干渉し、叩き付けられる様な状況を
防止する役割もあります。
そうなると、著しい出力低下や、油温上昇といった事態を招く為、モータースポーツシーンでは避けたい状況ですね。

今回のパーツは、プジョースポールよりリリースされている部品ですので、国内流通はあまりメジャーな
物ではありません。当社にも在庫はございませんが、珍しい作業の為ご紹介します。

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オイルパンを取り外し、クランク・メインベアリングキャップのボルトを変更します。
その際にクランクメタルの状態も点検しました。20万キロを軽く越えた106ですが、オイル管理の良さが伺える
状態の良いメタルです。
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ボルトをバッフル固定用の専用品に付け替えます。
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こんな感じで、オイルポンプ周辺に壁を設ける様に設計されています。
さらに、隔壁の2箇所に開閉式のゴム蓋も備わり、ポンプ周辺へオイルが集まる様な仕組みです。

コンペティションパーツの為、一般的ではありませんが、メーカーの考える逸品パーツともいえますね。
106を極限域で使用するハードユーザ向き、という割り切った物です。

個人的に興味深い作業内容でした。