カングー これから増えそうな故障に先手を打ちました
カングー早期発見でトラブル回避


タイトルでは偉そうな事を言ってしまっていますが、今回の早期発見は実は別のトラブルの修理中に発見した内容です。別のトラブルとはエンジンの始動不良でした。先日のプジョー206の様に入り組んだトラブルでは無く、エンジン点火信号が出力されない→クランク角度センサー異常→対策品に交換で完結しています。クランク角度センサーを交換するには、バッテリやその周辺の配線・ホースなどなど色々と分解する必要があります。

各部を組み付け、エンジン始動性を確認する最中に不具合を見つけました。問題の箇所はコチラ。中央の黒色の丸い部分です。これは、室内のオートマチック・セレクターレバーから繋がるケーブルの先端です。この部分は樹脂製のロック機構が内部に仕込まれていて、経年劣化でそのロック部がもろくなり、その結果セレクタレバーから外れてしまい、シフト操作が出来なくなるという内容です。

部品を取り寄せ、新旧比較を行います。ぱっと見た目では分かりづらいのですが、ロックするための部品が欠損しています。

組み替えを行い、試運転となります。

走行不能になる前に発見ができて良かったです。これから増えてきそうなトラブルです。今後の要点検箇所です。

Written by Hashimoto

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