124スパイダー2台にMCBの取付
ABARTH NF2EK MCB 数量限定生産


先日完成しました「アバルト124スパイダー用 モーションコントロールビーム (MCB) 」を2台の124に同時取付となりました。「待ったました!」と言わんばかりのご依頼に嬉しく思います。

124スパイダー用MCBは、3本構成となります。2本はエンジンルーム内へ。1本はトランクルーム内へ。それぞれの取付を行います。

MCBは、純正ストラットタワーバー及び社外ストラットタワーバーにも取付が可能な設計としています。ただし、現在マッチングのとれているタワーバーはオートエグゼ製となります。

595とは異なり、フロントバンパーとリヤバンパーを取り外す必要は無いのですが、取り外す部品点数は多く、更には工具の使い分けもそこそこ必要となるために若干大変です。工具を使い分ける感じは、メカニック的には好きな作業となりますが、一般の方が施工しようと思うと「アレが無い・コレが要る」となるかもしれません。
まずはタワーバー本体を取り外す所から始まります。純正の場合は3分割構造ですので比較的易しいですが、社外の場合は一体構造の為に大変です。




ブラケットの装着角度に一瞬悩みますが、付属の取付説明書をしっかりとご確認頂ければ問題無く装着は可能だと思います。

今回の124スパイダーは、2台とも異なるサスペンションが装着されていました。
取付後の試運転で言えるのは、どちらもワンランク上のショックアブソーバを装着したかの様な、上質なフィーリングに様変わりしました。シャシ設計のしっかりとした124ならではの結果だと思います。路面の凹凸のクリアする感じはとても良くなります。サスペンションの動きが非常に良く伝わり、装着前よりも安心感が増し、なおかつスポーティさが向上する。言葉で言い表すことが難しいですが「硬さとは無縁の締まり」を味わうことが可能です。
「ダンパー交換を行おうと思っている方、先ずはMCBをぜひとも装着してみて頂きたい。」強くそう感じました。

いや~MCB、面白い部品です!
Written by Hashimoto

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