ルーテシア3RS 燃料ポンプの予防交換


20万キロを越えたら。。いやもう少し前には考えておきたい部品のひとつに「燃料ポンプ」が思い浮かびます。ルーテシア3RSでは事例が多くないですが、過去に1台ポンプの突然死でエンジンが掛からなくなった車に遭遇しています。
部品の耐久性が上がったのでしょうね。その他の車種でも少なくなりました。とは言っても安心するのは禁物ですよ!

燃料ポンプはその名の通り、燃料のポンプですから動かなければ、車は動きません。
ルーテシアの場合、作業は少しやりづらいのが難点です。通常は、リヤシートの下側にはサービスホールが存在し、その部分からアクセスしてポンプ交換を施工可能です。
ルーテシアはそのサービスホールが無い。。ですので燃料タンクを降ろす必要があります。

リヤディフューザを外すところから始まり、マフラー・ハンドブレーキケーブル・遮熱板などなどの大物を外すのですね。

特殊工具を使って、ポンプを押さえ込んでいるキャップを操作します。


取り外した燃料のポンプです。20万キロお疲れ様でした!
ちなみにですよ。過去に燃料のポンプの突然死が多かったケースに、正しいかどうか分かりませんがこんな想像をしています。

それは、「燃料タンクに入れているガソリンの残量が何時も少な目な方」が、ポンプが壊れる事が多い気がしています。
燃料ポンプは、燃料の中に漬け込まれており、自身から発する熱を燃料で冷却するという方式です。残量の少ない状態ですと、使っている面積が小さくなりヒート気味になる。そうするとポンプ本体の寿命が縮まる。う~ん正解かどうか定かではありませんが、実例的にそのケースが多い様に思えます。

ですので、できれば燃料タンクには、ゲージ目盛りの半分以上は入れた状態を心掛けましょう。
それと、お車をお預け頂く際はなるべく燃料を半分以上はお入れの上、お預け下さい。途中で燃料切れランプが点灯すると、補充しないといけませんので。。

でも、燃料ポンプの交換を行う場合はその逆が理想的です。満タンに入っていると、ある程度を抜き取らないといけないのですよね。。
今回のルーテシアのお客様は、お気を使って頂き殆ど燃料の入っていない状態でお預け頂けました。

補充するのも、抜き取るのも、何かとお手間が掛かる。。というお話しでした。
Written by Hashimoto

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