カングーシングルカムのタイミングベルト交換
FACOM DM.16 久々に使いました


車検整備としてお預かりをさせて頂いている ルノーカングー 初期型のシングルカムです。
殆どのカングーにはツインカム 1.6L K4M エンジンが搭載されていますが、デビュー当初のカングーにはシングルカムエンジンが搭載されていました。
ツインカムカングーは、カングーの穏やかな性格とは裏腹に小気味良く回るスポーティなエンジンで有る事が特徴です。

シングルカムの場合は、この頃のフランス車らしく暖かみのある性格が特徴的です。
搭載されるエンジンで車の性格が変わるから面白いですね。

前回のベルト交換は、2015年に当社で行っています。
そこからの走行距離はそれほど多くは増えていませんが、ベルトの背には細かなひび割れを確認出来ました。
悩んでいらっしゃいましたが、交換されて正解です。

ウォータポンプも交換ですね。

今回、とても久々に使用したツールがあります。
タイミングベルトの張り具合を確認する為のツール(FACOM DM.16)です。
最近では殆どの場合、タイミングベルトのテンショナは自動調整のオートテンショナが装着されています。
この頃はその様な機構は備わらず、張り具合は一定のマニュアルテンショナーです。
張り具合を確認する為には、テンションゲージが必要になります。
慣れの感覚でも良いのですが、折角のツールがあるので使用します。

ベルトの張り調整を終えたら、ゲージを取り付けて正しく張れているかを確認出来ます。

スペース的に使用する事が難しい場合が多いのですが、使用可能な場合は便利です。
この頃はよく使っていました。役立つ工具シリーズですね。

時代に合わせたツールが揃っています。
Written by Hashimoto

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