パンダ4×4のステージ1メンテナンスと水漏れ予防整備

走行距離がまだ5000キロ程の新車の様なパンダ4×4は当社での初めてのメンテナンス、という事でステージ1メンテナンスから整備のスタートです。

バッテリーまわりの配線の変更改善やバッテリーターミナルの交換を行い電圧ロスを減らし、安定した電圧供給とオルタネーターやバッテリーへの負担を軽減を図ります。

プラス・マイナス共にバッテリーポストへの咥え込みの甘い純正ターミナルは交換していきます。

プラス側は配線の加工のみでターミナル交換を行えるのですがマイナス側は電流制御ユニットの移植を行い交換しました。

ターミナル交換に続いて行うメインアースの引き直しやオルタネーターB+端子からのダイレクトケーブルの引き込みを行う為にバッテリ及びトレー・エンジンECU を取り外します。

この際に行うのがツインエアーエンジンでの冷却水漏れの原因となるサーモスタットの樹脂ニップル折れの対策作業。

バッテリー周りの部品を取り外したことで容易にアクセスできるようになり効率的に交換できます。

本来はサーモスタットを取り外し対策済みサーモスタットへの交換を行うのですが、今回は新車から間もない車両という事で樹脂製ニップルを取り外しアルミ製ニップルへの組み換えを行い対策を行いました。

新たに制作したアースケーブなどを整理しながらバッテリー周りとあわせて各部の組付け、電圧ロスが軽減されたことを確認すればステージ1メンテナンス完了です。

水漏れ対策の際に抜けた冷却水はしっかりと新しい冷却水への入れ替え作業を行いながら交換を行いステージ1&水漏れ対策作業完了です。

関連記事