想定してた事が起きていなかった?
デュアロジック・セレスピードのトラブルは嫌ですね~


ギヤがどこにも入らなくなり、トラブル探求中のフィアット500の作業を進めています。

前回までは、トラブルシュートを行い、仮説をたて、分解を進めていました。
想定していた部品を単体で点検するところまで進み、該当部品を確認すると。。
「あれ!?何も起きていない?」
そう。レリーズフォークのシャフトに何らかの問題が起きているのでは?と思っていた為、外した部品を見て拍子抜けします。

あからさまな折損は起きておらず、裏返してみると。
フォークとシャフトを溶接している、上側の箇所でシャフトの破断が起きていました。

想定していたことが、正解の解答として確認出来、一安心。

金属疲労と、フォークが作用する対象物の重たさが原因により、今回のトラブルに繋がったものと考えられます。
こちらは、クラッチカバー。
ディスクの消耗により、カバーダイヤフラム角度が大きく立った状態になっています。
カバー中央の切削痕は、ベアリングが押しつけられることにより消耗が進んだ物です。

取り外したディスクは、見事にペラペラな状態まですり減っていました。
ここまで減れば、メカ的にもシステム的にも限界という事ですね。

今回の車輌の走行距離は10万キロ目前。

使用過程にもよりますが、距離に対しての減り具合は多かったと判断出来ます。
「デュアロジックやMTAの場合、ゴー・ストップを繰り返す頻度の多い使い方の場合、半クラ回数が増える事からディスク摩耗は進みます。」
中古車購入をされる場合、その車がどの様な地域で使用されていたかを知る事も、その車を知る上で大切な要素になってきますね。

クランクシールは、年数経過で硬化していました。オイル漏れは起きていませんでしたが、交換しておきます。

バックプレートの汚れが酷かったので、洗浄を行い黒色と認識出来る状態に戻っています。
クラッチダストの汚れが多く付着しており、赤茶けた色に変色していました。

次回は、クラッチメカニズムの作動時における荷重値について、お届けします。
Written by Hashimoto

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