電動パワステのトラブル修理
電装パーツのトラブルが一気に襲い掛かった シトロエン C3 の修理を行っています。
「燃料臭いな」→フューエルポンプからの燃料漏れ
「エアコンの風が出ない」→ブロワーモータの故障
「パワステが効かない」→電動パワステのトラブル
こうも一気に押し寄せなくても良いのに。。
と悲しくなるほどの電装品トラブルに見舞われました。
部品の交換が必至の個所と、もしかすると修理できるのではないか?という物が織り交ざっていました。
ポンプの燃料漏れは交換必須。
ブロワモータが回らないのも、モータ交換は必須。
では、時折発生するパワステの作動不良は?
これはもしかすると修理が可能かも。そう狙いを定めました。
この頃のプジョー&シトロエンは、電動パワステが採用され始めたばかりのモデルが多く存在します。
100%油圧→半分油圧(電気式 油圧ポンプ)→100%電気 と時代は移り変わりました。
交換したい部品が絞れても、メーカーの部品供給は既に終了しています。
中古を探すか、どうするか悩んだ挙句に修理を試みます。
バッテリの背後にセットされているコントロールユニットを取り外し、開封とにらめっこ。
電子基板で悪くなる箇所は大抵の場合、同じです。
ブラックボックスの中身は私には解読不能ですので、それ以前の個所を点検していると怪しげな箇所を発見しました。
悪いのは間違いない。ただし、治るかどうかはやってみなければ分からない。
そんな曖昧な修理でありますが、出来る限りの処置を施し、納車後の経過観察とさせて頂きました。
治っていると良いのですが。。
Written by Hashimoto