ノズルコンディションを最適化


各部の若返り整備を進行中の フィアットセイチェント は、ステージ3メンテナンスも進めています。
ステージ3メンテナンスには、施工可能な車種に限り「インジェクタノズルのリビルト」を含みます。
[ノズルリビルトとは]
ASNU インジェクタクリーナを用いて行う、一連の作業です。
噴霧パターンの単体点検を行い、超音波洗浄へと続きます。
この年代のノズルは、霧化し辛い噴霧パターンなのですよね。
多孔式ノズルが取り付けられれば、より良い燃焼状態を実現できるのですがそれは難しい話です。

1回目の噴霧量の計測を終えました。
メスシリンダに、指定した噴射時間で定めた秒数の噴霧を行い測定します。

インジェクタのトップに備わるフィルターを取り外し、超音波洗浄へと移行します。

洗浄後は、微々たる違いですが全体的に量のバラつきが改善されています。
微妙に増え・微妙に減り、統一化に近づいた結果と言えます。

電子制御燃料噴射装置の車輛にとって、ノズルのコンディションは完調を維持するうえでとても大切な要素です。
電子回路の良し悪しはより一層大切でして、プラスとマイナスの関係性が上手く成り立ち、初めて上手く作動します。
プラスだけ元気でもダメ、マイナスはもっと重要でメインアースはもちろんの事、毛細血管の様なセンサーアース回路の適正化は、少し歳を食った車を正常に動かすにあたり超が付くほど重要です。
センサー出力値は、ECUへと電送されますがアース回路がボケていると間違った認識をECUは受け取ります。

私自身、2000年代以前頃の車輛を、より良い状態に維持すべく今後は一層ディープな電気の整備を展開できたら良いな、考えています。
これが何を意味するかと言うと「人は年齢には逆らえない」のと同様で、車も同じことが言えます。
著名人やアスリートを見れば分かる様に、自己管理を確実に行っている方々は、加齢に打ち勝つことが出来ているという事。

車にも同じ事が言えます。
キャブレタの車よりも、旧いEFI車の方が難しいと思っています。
キャブレタは分からない。。と嘆く世代が果たしてインジェクションを理解できているのでしょうか。
インジェクションも分からない。これが正解であってはいけませんので、電気整備の深さと今後も向き合います。

語りが入りましたが、引き続き作業を進めます。

あれ?今年に入ってから、なんだか古い車を触る機会が増えている気がします。
楽しい車に触れ合え、幸せな1月を過ごしました。
Written by Hashimoto

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