ハードに酷使されたタイミングベルト

レースでのハードな仕様を繰り返すエンジンは、潤滑油のケアが通常の
乗り方よりも管理が重要になるのはもちろんですが、エンジン周辺環境の点検も
非常に大切です。

今回は、アルファ145のタイミングベルトの点検を行いました。

全開走行が多い使用の場合、クランクシャフトとカムシャフトを繋ぐタイミングベルトへの
負担も通常使用の倍の早さで消耗が進行します。

ベルトカバーを開けて驚くのは、ベルトテンションのあまりの緩さです。
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指で触ってみると...
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タルタルです...
ここまでの緩みが生じていると、ベルトのコマズレも生じるリスクが高く、また、ベルト切れの
生じる可能性も高くなります。
つまり、非常に危険という事になります。

テンショナーも、久しぶりに見ましたが、外周が樹脂製の物が付いていました。
樹脂製テンショナは破損する事が有り、現在は金属製に変更されています。
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その他お決まりの消耗品、ウォータポンプも交換し、タイミング調整をしっかりと行い
組み付けを完了します。

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