EDLC BOX GAIN DRIVE を2台にセットアップ
カングー1&ルーテシア3

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車検整備でのお預かりをさせて頂いている ルノー・カングー1 にGAIN DRIVE の取り付けをご依頼頂きました。
今回の整備では、新車から未交換であったサスペンションのリファインを施工させて頂いた車両です。
作業が予定通りに進み、金額的に大きな追加は無い事を確認したうえで、仕上げの意味で GAIN DRIVE の取り付けを行います。

カングー1への取付は今回が初めてとなりますので、本取付の前に試着品をセットし数日間の試運転などを行っていました。

(画像奥に映るバッテリ上部のGAIN DRIVE は試着品の為、仮置きしている状態です。)

本体は、ECUを固定するボルトを使い、そこにロングナットをセットし、その上からボルトで固定しています。

プラス線及びマイナス線共に、バッテリターミナルへ取り付けします。

端子サイズは、M6→M8へ変更を行っています。

続いてはルーテシア3RSへのセットアップです。
取付が簡単でありながら、しっかり体感。これがEDLCの利点です。
以下にEDLCの特徴をざっくりとまとめてみました。

 EDLCキャパシターを自動車に使用するメリット

1. 電圧の安定化

  • バッテリーやオルタネーターからの電力供給が不安定なとき、EDLCが電圧を安定させる役割を果たす。

  • オーディオやECU、点火系の安定動作にも貢献。

2. ピーク電力の補助

  • スターターやエアコン、パワーステアリングなど、一時的に大きな電流が必要な場面でEDLCが電力をサポート。

  • バッテリーの負担軽減&寿命延長にもつながる。

3. 即時応答性の高さ

  • EDLCは非常に高速で充放電が可能。瞬間的な電力要求に素早く反応。

  • モータースポーツシーンなど、高負荷条件下での安定性向上にも期待。

    私自身が思う、EDLCを装着した際に体感できるとう表現、これは油圧ソレノイドに対しての効果が大きいと考えています。

    油圧ソレノイドへの影響とメリット

    油圧ソレノイドは、AT(オートマチックトランスミッション)やCVT、バルブ制御などのシステムで使用されている電磁制御バルブです。
    これらは電圧の変動に非常に敏感です。

    EDLCによる油圧ソレノイドへの主な効果

    効果 詳細
    ✅ 電圧変動の抑制 電圧ドロップや瞬間的な電力不足を防ぐことで、ソレノイドの制御精度が向上
    ✅ 作動遅れの軽減 ソレノイドの動作に必要な電力を即座に供給できるため、反応がスムーズに
    ✅ 誤作動の予防 不安定な電源による誤動作やバルブ切り替えミスを低減
    ✅ 長寿命化 安定した電力供給により、ソレノイドの負担を減らし、寿命が延びる可能性

ルーテシアはバッテリターミナルへの追加端子接続が容易にできる嬉しい設計です。

カングーは電子制御ATの制御がとても賢くなり、シフトチェンジが上手になった!とのご感想を頂きました。
ルーテシアへの取付後に思うのは、エンジンの伸びが良くなる事から常用域のスピードの立ち上がりが早くなります。
その為なのか、ブレーキを踏む頻度が増える?ちょっと不思議な感覚に陥る事があります。

様々な車にEDLCをセットさせていただき、得られる効果など自身も勉強中です。
取付後のご意見・ご感想など、お寄せいただけると嬉しいです。
Written by Hashimoto

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