GTAのブレーキ性能リファイン作戦!
見た目と性能のダブルアップ
156GTA 305 はブレーキ系統のリフレッシュを遂行中。
こちらの車輌は、以前にリアサスペンションの作業に難航した経緯があり過去に投稿掲載をしています。
ブレーキキャリパのO/H・ペイントの補修・パッド&ロータの交換・ホースの交換を行います。
先ずはキャリパを取り外し、塗装作業の前段階である弊社で行う下処理と洗浄作業を行います。
今回のキャリパは、これまでの下処理の具合とは異なり塗膜の状況が良い状態で無く、思わぬ時間を要しました。
キャリパの形状は、凹凸が多く塗装の足付けをしづらい事が特徴です。
手作業で足付けを行うと、凹みの箇所は作業性が悪いためにブラストによるショットを与えます。
こちらでの段取りを経て、塗装から戻ったキャリパの全貌。
ウルウル・ツヤツヤ 使うのが勿体ない位のクオリティに仕上がっています。
依頼先は、こちらの意図を把握し、いつも丁寧な作業を心掛けて下さるのでとても助かっています。
前後キャリパのシール交換・ダストブーツの交換・各部の組み立てを進めます。
車体側への組み戻し時には、前後のディスクロータの交換・ブレーキパッドの交換とステンレスメッシュ・ブレーキラインへの変更も合わせてアップグレードを行います。
新しいロータのダメージを防ぐ SessA 低ダストブレーキパッドは驚く程にロータが消耗しないことが特徴の一つ。
それでいて、制動力の確実性を保持する事も特筆すべき点。
純正のブレーキパッドとは制動特性が異なる物の、日本の道路での使いやすさを第一に考え「カックン制動」を防止する扱い易さは好評を頂いています。
この後はイグニッションコイルの交換~カムカバーガスケットの交換を行い、継続検査の取得を急ぎます。
夏期休暇まで残す所あと僅か!急ぎ足ながらも確実に、日々の作業を進めています。
Written by Hashimoto