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工場通信

エンジン不調なムルティプラです。原因は…?

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エンジン不調を発するムルティプラが緊急入庫しています。

体で感じることのできる不調の発生に伴い、エンジン警告灯も点灯しています。

自力走行は不可能ですので、レッカーでの入庫となりました。

診断テスターでエラー内容を確認すると、2番シリンダーのミスファイア というエラーが入力です。

ミスファイアというエラーの場合に疑うべき点として主たる箇所は以下が考えられます。

ミスファイア=失火ですので、エンジンに上手く火が飛んでいないということですが、例えばインジェクターノズルが悪い場合も、1気筒分が仕事をしなくなるため、同様のエラーとテスターが判断する事があります。

エンジン点火コイルの不具合

プラグコードの不具合

スパークプラグの不具合

インジェクターノズルの不具合

重症レベルのメカニカル損失

1つづつ疑っていくのですが、まずは最も点検のしやすい箇所から始めます。

今回はコイル➡︎プラグコード➡︎プラグの順番で進めました。

結果的に、スパークプラグの不具合が見つかりました。

向かって右側のプラグが現車から外した方のプラグで、向かって左は正常点火のプラグです。

正常な場合は、高圧下においてしっかりとした青い火花が飛びます。

不具合プラグの方はというと、赤い小さな火花しか飛びません。

これではエンジン内部ではもともな点火は期待できません。

 

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スパークプラグ電極周囲と、碍子周囲にビッシリと詰まったスラッジが確認できます。

詰まっている物は、エンジンオイルの燃えカスです。

以前から気にはなっていた、オイル消費の症状がありますが、それが進行したものと思われます。

エンジンオイルが燃焼室内に混入することで、この様な結果を招きます。

掃除で復活させようと試みましたが、碍子付近のスラッジは詰まり過ぎて除去できませんでした。

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新品に交換してしばらくの間様子見となります。