クリオ3 RS サスペンションメンテナンスの開始です Part.4

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オーバーホールから戻ってきたビルシュタインB14 もはや既製品では無く、今回の仕様変更に合わせて仕立てた特注品とも言えます。

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カートリッジを取り出し、ストローク量の調整も行いました。なんとなくなイメージですが、ブラケットやアウターケースに入った完成品状態の物をショックアブソーバと思ってしまいますが、ショックアブソーバはこのカートリッジで取り外した中身の事を言います。付随するパーツは周辺部品で、これらが組み合わされて1つのパーツに完成します。
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白色の樹脂パーツをサイズ変更しました。ピストンのストローク量には余裕があるのですが、これでは常時バンプタッチさせる事になります。せっかくレートを上げてサスペンションチューニングを行うのですから、ダンパーストロークの確保は行いたいところです。

アッパーのスプリングシートには、スラストベアリング入りを用います。
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そしてピロアッパーマウント
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ゴムマウント特有の柔らかさは、純正サスにはぴったりですが、硬めた足回りには向きません。寿命が非常に短くなり、異音を発する原因にもなります。キャンバー角度を調整可能なアッパーマウントに変更しました。

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各部を組み付けて、試運転・テストを行います。

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