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工場通信

FIAT500 1.4Lリフレッシュ整備④

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水廻りの整備を行っている最中ですが、お客様との打ち合わせからクラッチの整備も今回併せて行う事となりました。前周りがこれだけ開放的だと作業効率が上がります。この様に何かの作業の途中で、追加整備が加わることは珍しい事ではありませんが、進行状況と合わせお客様と打ち合わせを行いながら進めています。(無断でクラッチが追加になる事はありませんので、ご安心ください)

トランスミッションはスムーズに降りたのですが、途中の工程で若干の手間が発生してしまいました。
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デュアロジックアクチュエータを固定する長いボルトが緩める最中に折れてしまいました。
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緩めている間に折れるボルトは厄介です。
抜き取りとネジ修正を行う必要が出て来ました。

クランクシールを変える際にいつもと様子が違います。シールを外した後、いつまでもエンジンオイルが流れ出てきます。
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普通は出ないので、気になってオイルレベルを見てみると。レベルオーバーでした。1L程多く入っていました。オイルは入れすぎも少なすぎもいけません。
適量に調整後は流れ出てくるのが止まりました。
オイルレベルの過多はオイル漏れに繋がる他、回転するクランクシャフトがオイルパン内のオイルを叩き付ける為、出力低下・オイルの泡立ち・潤滑不足を発生します。

いつもの通り増し締めを確実に行いました。
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新品のボルトを使用し、15Nm,での締め付け後40°の角度締めを行います。その際に最終締め付けトルクも確認します。

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クラッチハウジング内の交換部品です。
レリーズフォーク・ベアリング・ブッシュです。レリーズフォークは強度がそこまで強くないため、再使用するとその先のどこかのタイミングで溶接部が損傷を受け、切れてしまいます。

トランスミッションアッパーマウントも交換します。
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新品と比較すると、厚みがかなり違いますね。亀裂も大きく入っています。
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取り外しておいたサブフレーム側も手を入れます。
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おなじみのロワアームブッシュを組み込みました。
普段使いからモータースポーツシーンまで幅広い使い方に対応するブッシュです。
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捩れ・無駄な動きをピシッと抑制し、乗り心地に不快な印象は皆無です。

これからサブフレームを取り付けます。
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っと、その前に。
取り付けボルトの錆が酷かったので対処しておきます。
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引き続き、作業を行います。

Written by Hashimoto