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工場通信

フィアット&ランチア用 ピロアッパー 開発 第2弾 も進行中

前回までのあらすじから多くの時間は経過していませんが、ピロアッパーマウント第2弾も同時進行で開発が進んでいます。

そうなんですね~。2種類ご用意する事になりました

ピロアッパーマウントに2種類!?と疑問を抱く方もいらっしゃるとおもいますので、双方の違いをjカンタンにご説明します。

1作目は、キャンバー・キャスター増加のサーキット走行向け
2作目は、キャンバー・キャスターはそのままのストリート向け

1作目は、基本固定位置が構造上の問題で上がる為、その分車高も上がります。
2作目は、純正の位置はそのままにアッパーを固定&ピロ化するため、車高は変化が出ません。

つまり、1作目はフルタップ・全長調整式の車高調整可能な足回りに組み付けることで最大の効果を発揮します。
バネレート次第ではフルタップでなくとも、使用は可能です。

2作目は、ノーマルショックや、アフターのショック・全長固定式の車高調整式にドンピシャという設定です。

2作目の試作品が出来上がりましたので、早速代車パンダに組み付けです
CIMG0011 CIMG9947
左:2作目のノーマル用
右;1作目のキャンバー・キャスター増し用

形状が随分と異なるのが、良く分かります。

CIMG0012 CIMG0014
組み付けるとこんな感じに

ちなみに、1作目はこんな感じです。
CIMG9961
ショックの頂上部の位置がまるで違いますね。
この位置関係の違いにより、車高も合わせて変化します。

前回の1作目を組み込んだ際に、激的なハンドリングの違いと、安定感に驚きました。
でも、それはキャンバー&キャスタの効果が大きいのかな?と思っていましたが、そういう問題ではなかったようです。
ノーマル形状用でも十分過ぎる位に、体感できる変化がありました

驚くのは、ショックアブソーバが劣化していると思っていた代車パンダの嫌な乗り味、これが改善されています。
そして、ステアリングの切れ角に合わせて素直に向きを変えるという変化も嬉しいです。
フロントサスペンションの動きがよく分かるので、路面状況の状態もつかみやすい。

そしてピロアッパーに対する、誰もが抱くちょっとした恐怖心、乗り味の悪さ..これが意外にも増していません。
いや、むしろ路面の状況によりバタバタと暴れる動きが無くなる分、バタツキが改善されていて好感触です

どの程度の動き・遊びが発生しているか?を説明します。
CIMG9988 CIMG9989
このようにすると、分かりやすいですね。こういう事なのです
ポコポコと上下にマウントが動く、という事が起きています。
メーカーが考える構造ですから、この設計に利点も当然あると思います。
より良いハンドリングを求める場合、この構造には限界を感じますから、ピロアッパーの開発に踏み切りました。

製品の完成にはもう暫くのお時間が必要ですが、期待してお待ち下さい

で、これまで付けていた1作目はそうなったか?
別の車輌へ装着し、只今開発進行中です