ルーテシア3RS ABA-RF4C リフレッシュメンテナンス
ノーマルの良さを活かして徹底整備-3


タイミングベルト及び周辺の整備を終えたルーテシア3RS(ABA-RF4C)です。同時進行作業で、サスペンションの分解も進めていましたので、間髪入れずにすぐさま作業を移行します。序盤に分解を進めれた時、後半作業の効率が非常に上がります。

サスペンション関連の作業内容は、ルーテシアでの定番「ナックル支持部の組み換え」と「アッパーマウント交換」そして、初めてですが「フロントショックアブソーバの純正新品への交換」です。
構造上、このようにゴッソリと外してくる必要があります。慣れないうちは手こずりましたが、コツを掴めば得意作業になるから不思議なものです。

ここから、ダブル・アクスル・ストラットのそれぞれを分解していくのですが、今のところこの方法が最善かと思い込んで作業を行っています。まず、アッパージョイントを抜き取るのですが、そこに効くのが「ポートパワー」です。適切なサイズの治具を用いて、じっくりと力を掛けていきます。

ポートパワーってなんじゃ?と言う方の為に。別体油圧ポンプで、圧力を送ります。すると、先端のシリンダーから油圧によりピストンが押し出されます。ブレーキキャリパみたいな作用ですね。その力を、アッパージョイントに与えて引き抜くのです。

その前にアッパージョイントのナットを外すのですが、そこですごく活躍したのが、先日導入した新入り君のインパクトレンチです。ボディが短く、優れています。今まではナットを外しきる事が出来なかったのですが、ボディがコンパクトになった事で不可能が可能に。

油圧プレスで、ロワジョイントの組み換えを行います。


複雑な構造だけに、色々な工具が必要になる作業です。もっと効率の良い作業方法をご存知の方いらっしゃいましたら、お知らせください。
手のかかる車ですが、メカニック的には「やり甲斐のある車」だと認識しています。引き続き作業を進めます。

Written by Hashimoto

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