アバルト595 ピスタ をアドレナリン放出車に!
ロワアームブッシュの組替え


作業が順調に進行している「アバルト・ピスタ」です。MTA作動油を交換し、この際に行っておきたい事のもうひとつ。「SessA ロワアームブッシュへの組替え」です。アバルトやフィアット500に用いられているロワアームブッシュは、良く動く様に設計されており、その動きがサスペンションを大きく動かしてしまいます。俗に言う「あそび」ですね。ロワアームの支点には非常に大きな力が掛かる箇所ですので、ブッシュ強化による恩恵は大きいです。走る・曲がる・止まるの動作に対して、全てに効果的に働くのが「SessAロワアームブッシュ」です。

マイナーな情報ですが、クローズドルーフのアバルトと、オープンルーフのアバルト、この2台には純正採用のブッシュに違いがあります。
クローズドルーフは、隙間があまり無く、そこそこ強いブッシュが採用されています。
オープンルーフは、その他のチンクと同じタイプの隙間が多く、よく動くブッシュが採用されています。
意外と知られていない事ですが、こういう所に差を付けてくるメーカーの意図はなかなか興味深いです。
とは言っても、確実なハンドリングを味わいたいという思いのある方には、強くおすすめしている商品です。

今回は、500Cボディですので遊びの多いブッシュとなります。

プレスにて組み替えを行いました。

「このSessAロワアームブッシュは、まだまだ一般ユーザー様への認知度が低いのか、あまり必要と感じられていないのか、一部のお店を中心として組み付けを行っている程度です。こういう部品こそ、もっと普及しても良いにな~っとメカニック的考えでは思います。
足廻りを良い感じに固め、小気味良く走る車なのに変な所で力を逃がしていたら勿体無いですよ。」

以上!独り言でした!

Written by Hashimoto

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