ルーテシア3RS は点検整備で各部をリファイン
ヘッドライトの美化やHIDの取付も


12ヶ月点検にてお預かり中の RF4C ルーテシア3RSです。ボディのコンディションが良く、ご自身で綺麗に管理をされている1台です。お預かりの際の会話の中で、「これだけ綺麗な状態を保ちながら、ヘッドライトの透明度が落ちると残念ですよね。ある程度は綺麗に戻りますよ」と、ご案内をさせて頂きました。
その後の打ち合わせで、ライトを綺麗にするならばついでに HID も取り付けたい。と、お客様の方が一枚上手(うわて)でした。

というわけで、ヘッドライトのリフレッシュとHIDの組付けも行います。

ヘッドライトを外し、リペアに出している間に細かなことを同時進行で進めて行きます。

左のフロントから段差を越える際に音がする。という案件を確認した所、3年ほど前に組付けをさせて頂いたピロアッパーマウントのトップナットに緩みが出ていました。ピロアッパーマウントの弱点とも言えますかね。使い方にもよりますが、適正なタイミングでの増し締めは必要です。増し締めにより、ピタリと異音は消えました。

こちらは定番のシフトレバー下側の、緩み対策作業です。お預かりさせて頂くルーテシア3では全車に施工しています。
症状が進むと、2⇒3へシフトアップする際に違和感を感じ、シフトの入りが悪い・1速に入りそう。感じる症例は様々です。

下側から作業を行うのですが、シフトレバーを左右に振る操作を下で再現すると、白色の樹脂部品が前後にズレ動く事が確認出来ます。これが違和感に繋がるのですね。

鉄板ビスの様な締め付け方を、M6のボルトで固定できる様に加工・改造します。


これでガッチリと固定する事が出来る様になり、違和感からの開放です。この手法を採用してから何台も施工してきましたが、緩みが再発したという事例は伺っておりません。

リペアに出かけたヘッドライトが戻ってきましたので、HIDと合わせて組み付けを行います。BREX製のHIDを使用します。明るさ・発光色・配光の焦点 あらゆる条件のバランスがとれた良い製品です。

フロントのウィンカーバルブを、オレンジ色が目立たない様にする「シルバーヴィジョン・バルブ」も同時に組み付けです。


こんな感じだったウィンカー部分が。
こんな感じに変化します。クール&スタイリッシュな印象ですね。

光軸の調整も行い、夜間走行にて最終確認を行います。スモールランプのLED化も行っておけば良かったですかね?
パワーのある発光は、流石はHIDです。


ご自身の手入れでは何ともやりようの無かった箇所がクリヤーになり、ヘッドライトも明るくなり、見た目も利便性も向上です。
ルーテシア3RS 楽しい車です。
Written by Hashimoto

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