工場通信

フィアット500 1.2Ｌ 年に一度の予防整備を今年も


鮮烈なボディカラーを纏うチンクちゃんです。毎年この時期に整備をご依頼頂いています。今年は車検の時期でもありますので、整備と合わせて車検も同時進行で進めています。

今回の整備では、これまで未交換である冷却系統の要「ラジエタ及びホース関連」をご案内させて頂きました。
今年の夏は猛暑という程の暑さを感じる日が少なかったですね。それもあってか、水漏れからの急なご入庫は少なかったです。数年前にチンクのラジエタ破損がピークを迎えた事が記憶に新しいです。やはり気温と車のトラブルは比例しています。
ラジエタは、樹脂タンクにアルミコアの組み合わせが今時の主流ですので、注意すべき点は樹脂タンクの経年劣化です。

樹脂部の色の変化により適正な交換時期を判断出来ます。褐色化してきていたら、交換時期は近いとお考え頂ければ良いです。ホースの接続部がポキっと折れる事が多いです。

コチラが新品ラジエタです。樹脂部の色が見て明らかに新鮮ですよね。

上下のメインホースも合わせて交換しましょう。

そして、サーモスタットの交換も同時施工を推奨しています。使用するのは当社オリジナルの対策済サーモスタットです。画像中央のアルミ製のホース差し込み部が、本当は樹脂製なのですね。樹脂破損による水漏れを防ぐべくアルミにて作り直しています。

水漏れを起こして喜ぶ方なんて居ませんからね。
予防的に施工した方が良い事を、適正なタイミングでご案内をさせて頂いています。
Written by Hashimoto

関連記事

工場通信　トップへ戻る