集中ドアロックの作動不良
原因は電通トラブルでした


ルノー・カングー1は、キーレス操作が効かず、ドアロックが出来ない。というトラブルをお伺いしました。

一連の点検作業を行い、ある程度の原因特定を行います。
キーレス操作時や、室内のドアロックボタンを操作すると、リレーの作動は確認出来、アンサーバックも反応するもののロックアクチュエータは作動しない状況でした。

キーレスのトラブルは、複数の構成部品から織りなされている為、本当に悪いのは何処なのか?を絞り込むのはなかなか難しいものです。

普段から情報交換をさせて頂いてる先輩メカニックの方に無理を言い、構成部品の一式テスト品をお借りする事で解決の糸口が見えました。

原因は、メインの電源ユニットに潜んでいました。

基盤の中でも最も消費電力の高い個所に、ハンダクラックを確認できます。
通常ですと、部品交換となる内容です。
イモビライザが絡むため複数の部品の同時交換が必要となる為、高額修理となります。

不具合箇所のハンダを溶かして、吸い取ります。その後新たにハンダの盛り治しを行う事で正常作動を確認できました。

自動車業界内の情報共有は大切です。
普段から連絡を取り合う方々とも、これからお付き合いをさせて頂く方々も、幅広く情報交換を行いながら成長して行ければと思います。
Written by Hashimoto

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