2台のアバルトにMCBセットアップ!
124&595


2020年 年末の発売開始から早いものでもう5年が経過しようとしています。
ロングセラー・ベストセラーの殿堂入り 「モーションコントロールビーム MCB」は、装着するたびに「おーコレコレ。この感じ!」
という具合に効果を体感できる安定感の高いパフォーマンスパーツです。

車検整備でお預かりをさせていただく124スパイダーと、メンテナンス入庫のアバルト595のお客様よりセットアップのご依頼を頂戴しました。

595にセットさせて頂くMCBは、最も引き合いの多い「MCB センター」です。
センターは、乗り味の落ち着きを増し、「乗り心地」に効果を感じる事が特徴でして。
フロント&リヤは、「運転のしやすさ」「操縦安定性の向上」「コーナリング性能の向上」と操る操作系に効果を感じます。

センターと言うと、車両中央部に取り付けると思いますよね。
では無く、ラゲッジルームに取付を行うのが「センター・MCB」です。
固定する箇所は、強度を持つモノコックの一部。そこはリヤシートの固定部でもあります。

シート固定ボルトと共締めを行い、ブラケットを固定します。
モノコックの開いた箇所に、張りを持たせながら適度に力を抜き吸収する。それを行うのに最も適した箇所であります。
(強度を向上しながら、モノコックの共振を抑えます。)
この直ぐ傍にはリヤショックの固定部が存在します。
それもあり、乗り心地に効くものであると、結びつきます。


124スパイダー用は、3本のMCBにより構成されています。
トランクルームへ装着する、アバルトで言うところのセンターが1本と、フロントストラットに装着する2本の構成。

完成形をイメージすべく、仮組するとご覧の形になります。
フロント2本はストラットタワーバーと並行して取付ます。

リヤへの取付にあたり、純正のサポートブラケットを取り外します。

サポートブラケットを外した個所に、MCBのブラケットをセットします。


それらを繋ぐように、MCB本体の取付。
強度アップとモノコックの歪みを効果的に抑える、そんなイメージを掻き立てる固定方法であります。

MCB取付前のエンジンルーム全貌。

124には標準装備の純正タワーバー。
先日にマツダロードスターのエンジンルームを見る機会があり、タワーバーが無い事に気付きました。

言い方を変えれば、ロードスターにも装着可能なMCBですので、タワーバーが無い事を考えるとMCBのセットにより124以上の体感度を得られるのだろうとイメージしました。

タワーバーと並行してMCBをセット。




MSAとV-UP16をバルクヘッドに取付済みですが、ギリギリ避けてMCBの固定が可能であります。

2台共にMCBの効果を余すことなく発揮し、乗れば即時に「おっ MCBの付いた乗り味!」と理解できる仕上がりに取り付けた私も納得の仕上がりに満足です。
付いているか・付いていないかは、乗れば分かる。それがMCBであります。
Written by Hashimoto

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