初物 FIAT500eを検証しています

地元ディラー様のご厚意で、500eを短期のお預かりを行わせて頂きました。メカ的にも乗って走らせても全てにFIATの電動車として期待が膨らみます。セレスティアル ブルーのパールカラーの500eOPENは、今までのフォルムに似ておりますが、全てにわたり新しくなったデザインです。外装は勿論ですが、運転席に着座して感じるコックピットは全てが新鮮です。操作のレクチャー無しだと操作もままならない状態、親切なディラー担当者に操作を教わり走らせます。ディアロジックのイメージとはかけ離れた感覚の走り出しは流石、トルクフルな電動モーターの利点を感じます。動力や伝達装置とは別に、乗り心地やステアリング操作感も従来の500とは全く違うものとなっています。FIAT500がフルモデルチェンジを行うとこんな感じになるのかと思わせるほど変化を感じます。

弊社測定フロント荷重:833kg リヤ荷重:605kg 前後比は大変バランス翌、フロワ下に搭載されてバッテリーの重量と共に1名乗車状態で車重が1400kg程となります。低重心の為か走行時に重さより車の動きに安定感が素晴らしいです。

各種診断機の対応なども確認させて頂きます。セキュリティの介入で全ての機器での対応が出来ませんでしたが、ライセンスを取得している診断機は、様々な診断データも読み取り設定も可能でした。

エアコンガスは新ガスのR-1234yfと電動コンプレッサー専用のPOEオイルが注意書きされています。従来のコンプレッサーオイルが混入するとコンプレッサー内部がショートを起こし破損に繋がります。エアコンメンテナンスを行う際は、十分な注意が必要です。

充電機能は普通充電を推奨する様で3KWと6KWのそれぞれの充電器で対応してみました。搭載の42kWhの駆動バッテリ-は、3KWで14時間、6KWで7時間での満充電が行えます。

フロントフード内は気になる構成部品や理解の難しい構造に興味深々です。フロワ下は殆どがバッテリーが占めるスペースとなります。

モノコックボディやサスペションは139PANDAに近い物が有るようです。ラッゲージルームにはモーションコントロールビームも装着出来そうです。

新しい車に触れると新しいアイデアの予感も高まります。電動車も愉しく付き合える相棒になってくれると良いですね。

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