156JTSの冷却水漏れ修理
2024年の年末ギリギリの施工で、何とか昨年末の納車を間に合わせた作業です。
アルファロメオ156JTS のエンジン冷却水漏れ修理は、エキマニの直上を通る樹脂製ウォータパイプの交換を施工。
樹脂製のウォータパイプ。
ツインスパーク時代は同箇所はアルミのキャスト製であった事から、エンジンパーツに樹脂を用いる手法はこの頃から始まった流れと言えます。
耐久年数を考えると、今の時代よりも大幅に使用可能期間が長く、3倍は強く作られていたという事になります。
部品の固定箇所はエキマニの直ぐ傍ですので、熱害を受けるのは間違いなく、更には固定ボルトの1本はエアコンパーツのブラケットの裏に位置する事から分解行程が多い作業です。
コンプレッサーとブラケットを外してようやく見えてくるのが樹脂パイプの下側の固定ボルト。
部品を固定するボルトはメインが2本、補助が1本のみなので部品の被りが無ければ直ぐに外せるのですが。。
完全組み付け状態の同じ角度からの画像はご覧の様な状態です。
部品の組み換え後に、一晩ほどの加圧テストを行います。
これにより、普段は見逃しがちな僅かな水漏れも発見する事が可能に。
この後、EDLC BOX の取付を行います。JTSは元祖直噴ガソリン車ですので、効果絶大である事に期待しています。
Written by Hashimoto