セレクタボックス・オイルシール打ち換え
PANDA 100HP ミッションオイル漏れの修理


クラッチの状態が想定外の結果であった、パンダ100HPの作業を続けています。
車輛のチェック段階で、ミッションオイルの漏れがある事が気がかりでした。
デフサイドシールの漏れならラクにリペア出来るものの、その感じとは何か違う。
調べ進めると、トランスミッションのセレクタボックスに備わるシャフトシールからのオイル漏れでした。

ここからのオイル漏れはこれまで施工実績が無く、初の作業となります。
シャフトの抜き取り方が分かりずらく、少し悩みましたが途中で「なるほど!」のポイントが見つかり、それがわかればすんなり分解出来ました。

ここのオイルシールから、ミッションオイルが滴る様です。



セレクタシャフトをセットし、ロールピンとクリップを取り付けて、オイル漏れ修理は完了。

クラッチの操作系も、しっかりとメンテナンスを行います。
作業前は、凝り固まって動きがぎこちなかった事が印象的でしたので、スムーズな動きの復元を目指します。

防水処置を行った後に、洗浄機に入れ丸洗い!
これでほとんどの汚れは除去できます。

クラッチフォーク・シャフトベアリング・レリーズベアリングの組み換えです。


滑らかに動くようになりました。
ペダル操作と連携して、作動する箇所ですので凝り固まった動きは、ペダル操作の際に渋さを感じる様になります。

この後はミッション本体の搭載を行い、タイミングベルト・オルタネータ・ロワアーム・ドライブシャフト と作業を進めて行きます。
Written by Hashimoto

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