今後、対策を考えないといけないですね~!
ルーテシア3RSは、サーキット走行中にブレーキペダルが奥までストロークし、制動に不安を感じるという内容でお預り・修理を進めています。
この手の症状は、普段使いでは先ず発生する事が少なく、限界走行時に発生するもの。
原因は、冒頭画像にあるパーツ「ブレーキ・マスターシリンダ」にあると予想しています。
マスターシリンダは、常用の使用ではよほどの事が無い限りは壊れる物ではありません。
悪くなる原因の主犯格は「加熱」にあります。
メガーヌのターボエンジンの場合は、NAのルーテシアよりも不具合を起こすことが多いです。
やはり、エンジンルームが熱くなることに問題がありそうですね。
真夏のサーキット走行は、マスタシリンダにダメージを誘発するリスクは高いです。
マスタシリンダは、構成部品の都合上エンジンルームの最奥に備わります。
前方吸気・後方排気の場合は、どうしても熱溜まりが奥側に集中しますから、その熱がマスタシリンダに及び悪さをすると言う流れです。
ルーテシア3RSの右ハンドル用マスタシリンダは、今後の部品流通に不安を感じます。
今のうちに、遮熱対策を考えたいなと思う様になりました。
その昔、アルファロメオ75は、マスタシリンダがエキマニの熱で悪影響を受ける事が多発していました。
手の入った75のエンジンルームには、エキマニの熱を遮る遮熱板が装着されていた事が懐かしいです。
何か考えます。
Written by Hashimoto