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工場通信

プジョー・シトロエン 1.6THP ダイレクトフライホイール プロトタイプ組み付け完了!

先日告知しました、オリジナル商品企画 試作品の組付けを終え、第一弾の結果報告を出来るようになりました。

純正を考察し、色々と部品も取り寄せ試行錯誤の末、大方の方向性が見えてきました。
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純正のフライホイール+クラッチカバー+クラッチディスクの総重量は 16.6キロ
今回の試作品の総重量は 10.6キロ
6キロの軽量を実現する事になります。
ちなみに、16.6キロはうかつに持ち上げれません。
10.6キロはそこそこな重さですが、注意が必要な重さではありません。

これが車輌へ取り付けられると、どの様な反応を示すのでしょう、楽しみです。
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今回の形状については、あくまでプロトタイプですので製品版がどうなるかは今の所思案中です。
今回のテスト項目としては、
軽量度合いをどの程度まで行なうか?
クラッチディスク・フライホイールのダンパー機能がなくなるとどういった弊害が出てくるのか?
各部の寸法を調整し、組み付けたフライホイール及びクラッチ機構はクラッチの機能として正常かつ理想的に
作動するのか?
と、色々な部分をチェックする必要があります。
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こういう機械的部位は、誤算が許されず、誤りがあった場合は修正が大変ですからね。
事前に単体状態において、くまなくチェックを行いました。

組み付けを終えた車輌画像は残せていません。

エンジンの始動時の具合・・・
セルモータ作動時よりクロモリ軽量フライホイール特有な少し甲高い音で回るのが確認できます。

エンジン始動後の具合・・・
軽量化によるアイドリングの不安定感は一切無し。

ダンパーレスによる異音などの発生具合・・・
こういった方式の場合、クラッチ操作時やクラッチペダルを離し、アイドリング放置した際にカチャカチャと言った
メカニカルノイズが耳に付くのですが、そういった現象は現段階では確認されず。
ただし、この症例は完全温感時には発生する可能性あり。
製品版はダンパー機構を備える予定である為、あまり深く考える必要はテスト段階は無し。

クラッチミートのフィーリング・・・
ガツンと繋がる様な違和感は感じられない。
あくまで自然な半クラである。

軽量化によるトルク低下・・・
1速発信時、右足のアクセル操作を無しで繋いで見るとノーマル状態に比べると若干の合わせ辛さは
感じるものの、ストールに至る様な事は無し。

空吹かし時の反応(ブリッピング・レスポンス)・・・
驚く程に感度良し!
右足の動きにエンジンがしっかりと付いてくる感触は、現代車に足りない部分をしっかりとカバーするかの様な反応。
いままでの感覚でアクセル操作を行うと、ポンッと煽って2000rpm.程度だった反応が3000rpm.位まで軽快に
タコメータの針が踊る。この感じは楽しそうな車だなと思わせる感触だ。

走らせてみての感触・・・
とにかく鋭い。そして、楽しい。
トルク低下が気にならない為、低回転の力不足を感じず、むしろ下も十分使える。
そして、ターボが効く前から既に鋭いので、低回転から中速・フルブーストまでが非常にスムーズに
吹き上がっていく。癖になるフィーリングな為、ノーマルに戻りたくない症候群に陥ります。
シフトダウンの際に4→3と軽くアクセルを煽ると、フォンッと瞬間的に回転が上がる為シフトダウンが行いやすく、
尚且つ楽しい。
十分な速さ・楽しさ・乗りやすさ、これらをプラスしたスポーツシックは、素晴らしい1台に仕上がっていると思う。

製品版の完成にはまだまだ時間が必要で、煮詰めるべき点も多数ありますが、満足できる物を用意しますよ!
ご期待下さい。