エアコンが効かないのは電気の通電状況か


「エアコンが効かない」というご相談を頂いたのは メガーヌ2RS 。
エアコンのトラブルが本当に今年は多いです。それぞれ原因は様々ですので、その都度対応をさせて頂いています。

遠方にお住まいのお客様、今回の案件については1ヶ月以上前にご相談を頂いて居ました。
真夏にエアコンが稼働しない状況は、ドライバにとっては有る意味危険な状況です。

調べを進めると、コンプレッサに電気が供給されていない様子でありました。
原因はここ。エアコン配管に備わる圧力スイッチの電極コネクタです。

酸化により、青錆が発生しているのが分かります。
酸化により、通電状況が悪くなり今回の故障に繋がったと予想します。

端子を磨いたり、スイッチ側も外して同様に改善を試みるものの一向に良い方向には向かいそうにありません。

端子一式を交換できるのが理想ですが、部材探しをイチからはじめると時間を費やすのは目に見えています。
速く結果を出したいという事と、確実な修理を実現したい思いで進めます。


スイッチ本体は交換を行わず、加工を施し配線を直接生やします。
純正配線に割り込んで、別回路の配線を結線しそれらを3Pのコネクタで繋ぐことにしました。

組付けて、作動確認すると「カチッ」と良い音でコンプレッサが稼働し、冷たい風が室内から出てくることを確認。
改善しました。深入りするトラブルでは無くて良かったです。
半年ほど前に、クーリングファンのトラブルを伺っていましたが、今回の処置でその状況も改善出来た模様です。

ケースバイケースですね。

今回の施行箇所は、グリルの直ぐ奥側に位置します。
外気・雨・などの影響で、端子劣化を誘発するのかもしれませんね。
Written by Hashimoto

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