丁度良い時期・安心のベルト交換


ジュリエッタQVとアバルト595は、タイミングベルトの交換作業を進めています。
2台共に、ゾッするベルトの状況には至っておらず、予防サイクルでの交換を行うことが出来ました。

ベルトカバーを開けた瞬間に思わず「なんじゃこりゃ!」となる事も稀では無い、タイミングベルトの状況は管理状況により様々な顔を見せます。
こちらはジュリエッタですね。
極微細なヒビ割れは確認できますが、安心できるレベルの状態です。

ジュリエッタで気を付けたいのはこちらのウォータポンプです。
なぜか、ポンプの寿命が短い事が多く、過去にそれが起因してのトラブルは数回ありました。
構造的には156などの2リッターモデルと同様です。
アウターのケース形状が若干異なる位で、ほぼ同じ物です。

今回は、ここの状態も問題無く、安心して作業を進めることが出来ます。


テンショナの状態は、軽く回る程度には傷みが進行しているので、ベルト背面の確認のみではいけないですね。
ベルト・ポンプ・ベアリング それぞれがバランス良く維持してこその構成です。

アバルトはホワイトラベルのベルトが装着されていました。
劣化の状況は中の中レベル。
過去に交換がされているようで、それがマーキングとウォータポンプフランジに使われていたシール剤で理解出来ました。


タイミングベルトは沢山走って、粘って粘って交換するものでは無いので、うっかり忘れていた!という方以外はきっちり適正時期に交換させて下さい。
今回の2台はとても良い例でした。
Written by Hashimoto

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